石井哲写真・大山顕文『工場萌えF』(東京書籍 2009)を読む。
水島コンビナートや四日市コンビナート、製油所、ドイツの製鉄所など、溶鉱炉や熱交換器、ロータリーキルン、サイロ、タンク、煙突、コンベアなどのディープな風景の写真集である。
子どものために借りてきた本であるが、大人の私の方が興奮を感じた。人間サイズの大きさや手作業での営みを遥かに越える製鉄所やセメント工場の風景や馬鹿でかいパイプを見ていると、宇宙の大きさと自分を比べるようなスケールギャップを感じる。浪人生時代にバイクに乗ってお台場や浮島、川崎辺りの湾岸線沿線の工場街を駆け抜けていた頃を懐かしく思い出す。
『工場萌えF』
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