本日TBSで放映された「世界遺産 ブラジリア 〜 荒野に出現!夢の未来都市」は興味深かった。
1960年に建設され、1987年に世界遺産に登録されている。地理の教科書では森林を伐採して、新たに作られた政治都市として有名である。都市人口2000万人を超えるサンパウロ、旧首都で人口600万人を抱えるリオ・デ・ジャネイロに次ぐ、300万人の人口の都市である。無機的な都市だという印象が強かった。
しかし、番組をみると、建築家の粋を凝らした芸術的な建築物に溢れ、集合住宅の目の前に幼稚園や小学校が配置されたエリアがいくつも並ぶ。アパートも遊ぶためのエントランスや、車が通行止めになる日曜日は道路一帯が自転車に開放されているなど、人間的な営みを大事にした都市だということが分かった。




