月別アーカイブ: 2014年9月

『韓非子:上』

安能務『韓非子:上』(文春文庫 2000)を数ページだけ読む。
今年も『矛盾』を授業で扱うので、教材研究の一環として手に取ってみたが、あまりの難しさというか、読みにくさにほんの10分ほどページを繰ってギブアップ。漢文学や古代中国史を専門とする大学生や教員向けに書かれたのであろうが、一般論や慣例的な解釈を批判するという形を取っているので、『韓非子』をある程度読みこなしていないと字面を追うことさえ難しい。

「朝鮮学校差別に反対する大学生東京集会」

以下、メーリングリストより転載します。

〈集会等お知らせ〉
★「朝鮮学校差別に反対する大学生東京集会」
◆日 時:10月4日(土)18時開始(17時40分開場、20時30分終了予定)
◆場 所:文京区民センター・2-A会議室 東京都文京区本郷4-15-14
*アクセス:都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分、
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分
◆参加費:資料代として500円

<集会の内容>
●第1部:講演会「朝鮮学校と日本社会-その差別の根源を問う」
★講師:金尚均先生(龍谷大学教授)

●第2部:自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会の参加者による報告
去る7月と8月に行われた自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会の日本審査では、ヘイトスピーチや日本軍「慰安婦」の問題とともに朝鮮学校に対する差別的扱いに関する問題が大きく取り上げられ、人種差別撤廃委員会の総括所見では、「高校無償化」制度からの排除や補助金の不支給などの朝鮮学校に対する差別を是正するよう日本政府に勧告がなされました。第2部では、自由権規約委員会、人種差別撤廃委員会に参加した方々による報告を行います。

●大学生たちによるアピール
○主催:在日本朝鮮留学生同盟 東京地方本部(留学同東京)
○連絡先:(03)3891-0239、ryutokyo04@yahoo.co.jp

20141004

『神の子どもたちはみな踊る』

村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社 2000)を読む。
阪神大震災に纏わる連作の短編小説集である。表題作の他、雑誌「新潮」に連載された『UFOが釧路に降りる』『アイロンのある風景』『タイランド』『かえるくん、東京を救う』の4編に、書き下ろしの『蜂蜜パイ』を加えた計6編の小説が掲載されている。
どの作品も「純文学」風で、一見とりとめもない話ばかりなのだが、話の場面場面の印象が強い話が多かった。特に、『神の子ども〜』で、2月の真夜中に東京の外れの野球場で突然踊りだす青年の話なのだが、神話を読んでいるような不思議な雰囲気の作品であった。また、『蜂蜜パイ』であるが、作家稼業には付いて回るのか、何とも言えない漠然とした不安が地震に絡めてうまく描かれていた。

『文房具を楽しく使う』

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和田哲哉『文房具を楽しく使う:ノート・手帳篇』(早川書房 2004)を読む。
十年前の本になるが、当時筆者が気に入っていた「ロディア」のメモ帳や、「モールスキン」のノート、「クォバディス」の手帳など、一般ユーザーの目線から、その特徴や美しさについて解説を加えている。しかし、一流品ばかりの紹介だけでなく、無印良品のリングノートや現在では下火となったバインダー手帳についてもしっかりと目を向けている。

確かに、100円ショップにも多種多様の文房具が並んでいるが、安物だと長く使い続けるうちに、メモを小まめに取ろうとかノートをまとめようとかいう気持ちそのものが冷めてしまう。文房具は自分自身の向上心と結びついているので、自分が納得して少々値段の張る物を使い続けていきたい。

 □ 和田哲哉 – LowPowerStation –

彩の国さいたま芸術劇場

2014-09-23 11.58.58

上の子どものピアノの演奏会の付き添いで、与野にあるさいたま芸術劇場へ出かけた。
何回か前を通ったことはあるが、まさか自分の子が発表するとは思わなかった。

帰りに埼玉新都心のコクーンで食事をした。
カロリーたっぷりの油そばを食べようと意気込んで行ったのだが、お目当ての店は閉店した模様。
仕方なく、フードコートでビビンパやさいころステーキや、子どもが残したクレープやらを掻き込んできた。