月別アーカイブ: 2020年2月

『目で見る仏像・如来』

田中義恭・星山晋也編著『目で見る仏像・如来』(東京美術 1985)を読む。
仏像の一番基本である、真如から来生した者、つまり悟りを得た者という如来像のあらゆる種類が網羅されている。一般的な阿弥陀如来や薬師如来、釈迦如来だけではなく、変わった如来像も紹介されていた。その中で面白かったのが五劫思惟の阿弥陀如来である。計り知れないほどの長い時間(五劫)自らの誓いについて思惟した結果、髪がのびにのびてしまった姿を表した仏像である。ファンキーな阿弥陀如来もいたのだなあ。

『ホンモノの文章力』

樋口裕一『ホンモノの文章力:自分を売り込む技術』(集英社新書 2000)をパラパラと読む。
イエス・ノーを答える小論文の構成の仕方に始まり、目にとまりやすい自己推薦書や志望理由書の書き方、共感されやすい作文・エッセイの表現方法などが、練習問題を交えながら解説されている。

久しぶりの小論文指導のための参考書として読んだのだが、あまり面白いものではなかった。基本の型の則って書くという基本の大切さは理解しているつもりだが、あまりに「型」通りの指導で、途中からつまらなくなった。筆者の提唱する「型」は受け入れられないが、効果的・効率的な文章の「型」を持つことは大事である。

『ビブリア古書堂の事件手帖4』

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 4:栞子さんと二つの顔』(メディアワークス 2013)を一気に読む。
ビブリアシリーズの第4巻である。今回は江戸川乱歩の戦前の作品が取り上げられている。明智小五郎や怪人二十面相などが登場し、私自身が小学校の図書館で本を借りまくっていた、小学校3・4年生頃を思い出した。

栞子さんとアルバイト従業員の大輔くんの微笑ましい初デートの場面もあり、ミステリー要素と恋愛要素の絶妙なブレンドが良い。

BRM223埼玉200km アタック霞ヶ浦

今年もオダックス埼玉主催の「BRM223埼玉200km アタック霞ヶ浦」に参加した。行きは4時間半でそこそこのペースだったが、帰りは風速8mの向かい風だったので、7時間近い時間がかかった。特に霞ヶ浦の吹きっ晒しの風にやられ、30kmの平坦路だったが、2時間以上を費やした。記録は12時間20分だった。11時間切りを目指したが、強風の中で完走できて良かった。

昨年の反省を生かし、自転車通勤で走り込みを欠かさなかったので、足が切れるということはなかった。また、防風防寒対策などもうまくいった。但しその他の課題が見えてきた。最後50kmはお尻が痛くなり座れなかったので、向かい風の中で立ち漕ぎという愚行を強いられた。今回乗ったメリダのアルミロードは普段ほとんど乗っていない。いつもはジェイミスのクロモリロードばかりを通勤で乗っており、普段とは異なるタイヤの太さや、サドルの違いに戸惑った。また走りやすいようにと、前日に何の検証もなく初めて空気圧を110psiにしたのも、体に痛みがでる原因となったようだ。全面アスファルトの舗装路であったが、かなりデコボコで振動が大きかった。

来月300kmにエントリーしているが、どこまで修正できるだろうか。

反五輪運動の仲間への不当な家宅捜索に抗議する!

救援連絡センターのメーリングリストより転載

2020年2月18日(火)朝8時過ぎ、五輪反対をともに闘うAさんの居所(テント)に、不当にも家宅捜索(ガサ)が入りました。被疑事実は「免状不実記載」。令状をチラ見せしただけで、警視庁公安部公安二課警部・大林馨を始め、赤いベストを着た約30名もの私服警察が、生活空間に無理やり入りこんできました。睡眠を妨害され外に出され、写真を撮られ身体捜索。ヘアキャップを被った警察官が、コロコロをなめるようにチェックし「髪の毛ありました!」と毛髪計3本を押収、色々な物に粉をはたいて指紋を採取しようとしたり、「口の中からDNAを取らせろ」と要求してきました。Aさんが「任意ですか?」と聞くと「任意」だと。断りますと拒否したところ、「じゃあ、あとで強制するかも」と脅してくる。最悪です。

近所からの知り合いや駆けつけた仲間たちが抗議しましたが、警察は「被疑者の人権」を理由に写真撮影の邪魔をし、規制線からはるか遠くまで立ち入れないようにしました。一方、Aさんは寒い中、上着を着ることも許されず、「立ち会いしてもらわないと困る」と大勢の警察官に捜索が終わるまで取り囲まれたまま延々立たされ、トイレまで監視されました。何が「被疑者の人権」だ! あらゆる書類や持ち物をしらみつぶしに調べられ、捜索は約3時間半に及びました。

パソコンや携帯電話、手帳や身分証、銀行カードなど、個人情報が分かる私物をたくさん持ち去られました。そして終了間際、一度断ったにもかかわらず再度DNA採取を求められ、さらに、所轄署への任意同行を求められましたが、Aさんはなんとか断りました。

「免状不実記載」は、警察が気に食わない運動団体をつぶすために、活動家に弾圧をかけるにあたって出してくる微罪中の微罪です。住所移転の届け出をしてない人、忘れてる人など世の中にごまんといます。いつ誰がやられてもおかしくない、これは半年後に控えた東京オリンピックを目前に、反五輪の仲間を狙った弾圧であり、オリンピック反対運動を萎縮させようとする、警察権力による運動つぶしの嫌がらせに他なりません。

さまざまな事情により、身分証の記載とは、ことなる場所で生活をしている人たちは間違いなくたくさんいます。Aさんもその一人です。警視庁はほぼ同時刻に、Aさんの知人宅にも押しかけて不当捜索を行い、Aさんの物ではない、知人の大切な私物も押収しました。オリパラでやりたい放題の警察の暴挙です。絶対に許すわけにはいきません。

Aさんのところには、いつ何時また出頭を求めて警察が現れるか分からない状態が続いています。また、個人情報のうち、もっともセンシティブ情報といえる生体情報、DNA採取まで強制しようとする、今回の不当捜索の非道さを声を大にして糾弾せずにはいられません。民衆を監視・抑圧することでオリンピック・パラリンピックは成り立っています。反五輪運動を闘う私たちは、今回の不当な捜索を強行した警視庁公安、そしてその求めに応じて唯々諾々と不当な令状を発給した東京地裁裁判官を絶対に許しません。

私たちはAさんへの不当弾圧に徹底的に抗議し、反オリンピック運動つぶしと真っ向から闘います。

持ち去った私物をいますぐ返せ!一切触るな!オリンピック弾圧やめろ!警察公安をオリンピックもろとも解体するぞ!ともに抗議の声を!

2020年2月20日
反五輪の会 NO OLYMPICS 2020
2020「オリンピック災害」おことわり連絡会

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★救援カンパのお願い

反五輪を闘う仲間に対しての不当な弾圧に抗議します!

毛髪やDNA採取の要請など、究極の情報収集はアメリカ型の
テロ弾圧とも思えるもの。権力側の並々ならぬ決意を感じますが、
私たちはひるまず、断固闘いを継続します。
みんなの力で弾圧を跳ね返そう!

弁護士費用等、救援のためのカンパを呼びかけます。

よろしくお願いします。

カンパ振込先 郵振 00120-7-324492
「オリンピック災害」おことわり連絡会」

「オリンピック弾圧救援カンパ」と明記してください

★今後の取組やその他情報は、

反五輪の会 NO OLYMPICS 2020 (@hangorinnokai) | Twitter

2020年オリンピックおことわり!http://www.2020okotowa.link/

【オリパラおことわり【毎月24日】スタンディング】

7月24日の五輪開催日にあわせて毎月24日にスタンディング・アピールしています。今回は2月24日17時に東京駅!

弾圧に対しての抗議アピールもします!来てください!

◎日時:2月24日(月・休)17:00~18:00
◎場所:東京駅(丸の内側)行幸通り 35.681732, 139.764442
◎スピーカー(予定):蛇石郁子さん(郡山市議)、反五輪の会、五輪災害おことわリンクほか