地理」カテゴリーアーカイブ

共通テスト「地理総合・地理探求」

ネットに掲載されていた2026年度共通テスト「地理総合・地理探求」をさらっと解いてみた。見直しをしなかったので、読み違えが結構あり8割弱程度の出来であった。
インドの水牛は完全に見落としていた。インドは水牛の生産量(飼育頭数や乳・肉の生産量)が世界最大で、飼育頭数は1億頭超、生乳生産量も世界トップクラスを誇る。

火砕流と積雪の問題や谷口の貯水池なども間違えていた。また、デトロイトとニューヨークの都市の比較は完全に間違えていた。他にも、全く勘違いな答えとなった問題もあり、勉強不足を実感した。というよりも問題をしっかりと読んでいない集中力の欠如が大きい。

2026共通テスト地理総合探求

 

 

「人口増加抑制」やめたのに…中国、出生数が半減」

本日の東京新聞朝刊に、中国の出生数が10年で半減したとの記事が掲載されていた。
少子化で喘ぐ日本より状況は厳しいようだ。2000年代は「世界の工場」とも呼ばれていたが、海外資本の軽工業の多くが撤退したこともあり、若者の就職難が結婚・出産に大きな影を落としているようだ。

しかし、就職状況が好転し、売り手市場の日本でも出生数が激減していることを考えると、就職難だけではなさそうだ。結婚や出産などは極めて個人的なテーマであるため、核心をズバリとつく政策は難しい。婚外子でも十分な手当が保障される制度や、多子世帯への異次元な給付などしか

「田植え不要のコメ栽培支援」

本日の東京新聞朝刊に、「乾田直播」によるコメ栽培が増えており、農林水産省も補助金による支援に乗り出すとの記事が掲載されていた。乾田直播とは、苗作りを省き、水を張っていない水田に直接種を播く手法のことである。東南アジアで一般的な畑に種を蒔き、畑作として栽培する陸稲とは異なる手法である。

地理用語で捉えると、これまでの日本の水田は土地生産性は高いものの、大規模化できないため労働生産性が低くなっていた。この乾田方式は田植えや苗作りが不要なので大規模化しやすく、トラクターを利用することで労働生産性が上がることが期待される。

記事によると、水を張った田からはメタンガスが発生するという難点があり、メタンは二酸化炭素(CO2)の25倍の温室効果を持つとされ、水田からの排出量は国内の約4割を占めるという。

水田は自然のダムであり、治水の面でもメリットがあり、効率化だけで大規模化することに異論は多々あろう。しかし、農業人口の減少と食料安全保障の観点からも、米の大規模栽培の研究・支援は正しいベクトルに向いていると考える。

「米南部洪水24人が死亡」

本日の東京新聞朝刊に、米テキサス州中部での洪水被害の模様が報じられていた。
記事によると、4日未明に一部地域で1時間の降水量が300mmを超える集中豪雨になったようだ。

ちょっと想像のつかない降水量である。気象庁のHPに掲載されている日本の1時間あたりの降水量ランキングによると、1999年に千葉県香取市、1982年に長崎県長浦岳で記録された153mmが歴代1位となっている。1時間に50mmを超えると傘も役に立たないほどの土砂降りとなる。埼玉県熊谷市でも2020年に10分間に50mmというとてつもない降水を記録しているが、それと同じ量が1時間も続けて降ったのだ。

「サンタの墓 発見?」

本日の東京新聞朝刊にトルコ南西部でサンタクロースのモデルとなった司教の石棺らしきものが発見されたとの記事が掲載されていた。記事によると石棺は石灰岩で出来ており、地震や津波で運ばれと推定されている。

授業中にも扱ったが、トルコは全域がアルプス=ヒマラヤ造山帯に位置しており、日本と同じく地震大国である。トルコとギリシアの間のエーゲ海は多島海で知られるが、活発な造山活動の結果である。数年ごとに津波を伴う大きな海洋地震がニュースでも報じられている。一昨年2023年の2月にはトルコとシリアの国境付近で大きな活断層地震があり、両国で56,000人の死者が出ている。

また、石棺が石灰岩で出来ているという点から周辺の土地が隆起したことが伺われる。トルコ南部はアフリカプレートとエーゲ海・アナトリアプレートの狭まる境界のど真ん中にあり、日本と同じく、脊梁山脈(アナトリア高原)が形成され、沿岸部の土地が激しく上下したことであろう。