月別アーカイブ: 2023年11月

『WORLD JOURNEY』

高橋歩編著『WORLD JOURNEY』(サンクチュアリ・パブリッシング 2005)をパラパラと読む。
著者夫妻の世界一周旅行の思い出に加え、他十数人の世界一周旅行経験者のアドバイスやおすすめが紹介されている。スマホが普及する前のハウツー本であり、現在の円安時代と金銭感覚も異なっており、字を目で追っているだけになってしまった。

「習近平体制の行方」

本日、早稲田大学・大学院アジア太平洋研究科の青山瑠妙教授の講演会に参加してきた。
習近平体制の発足当時の中国政治をめぐる状況に始まり、中国共産党の指導体制、米中関係、一帯一路経済圏構想、最後は台湾有事まで、2時間たっぷり話が続いた。

やはり、目の前で講演を聞くのは貴重な経験であった。

真ん中と下の子どもと鬼怒川温泉に泊まった。前日の夜7時の出発だったので、ホテルに着いたのが10時過ぎとなってしまった。

朝食後に鬼怒川温泉周辺をダホンK3でぐるっと回ってみた。機動力こそないが、ポジションに無理がなく、気持ち良く走ることができた。

いろは坂、中禅寺湖、華厳の滝、東照宮に立ち寄った。東照宮の近くがひどい渋滞で、車での移動の限界を感じた。

 

『竹中先生、経済ってなんですか?』

竹中平蔵『竹中先生、経済ってなんですか?』(DMD JAPAN 2008)を読む。
小泉内閣で総務大臣を務め、郵政民営化に協力した竹中氏の名前が冠された本である。漫画や会話文で為替や金融政策、景気、株式会社について、分かりやすく説明されている。経済の素人には理解しにくい「資本」について、「パンを生産する工場の機械」や「家事労働の際の洗濯機や掃除機」など、仕事の生産性を高め、経済を豊かにするという説明は理解できた。

どこまで著者本人が関わったのか分からないが、「インフレ」や「株」など、個々の用語の説明は分かったが、経済という全体像は理解できなかった。

「郵船運航船 紅海で拿捕」

本日の東京新聞夕刊一面に、イエメンの親イランのフーシ派が、日本郵船がチャーターしている貨物船を拿捕したとの記事が掲載されていた。紅海周辺はアフリカ大地溝帯に連なる広がる境界にあり、原油や天然ガスがあまり産出しない。

イエメンは一人当たりGNIが940ドル(2019年/世銀)に過ぎず、アラブ最貧国であり、全人口の8割にあたる約2,400万人が何らかの人道支援と保健を必要としている。特に、食料、医療、衛生状況は深刻で、約1,000万人が慢性的な食料不足状態にあるという。

私の勝手な憶測だが、ガザ地区のハマスやシリアのヒズボラは、イスラム主義に基づく福祉運動を展開しているが、フーシ派は地に足のついていない単なる武装組織であって、あまり共感はできない。