Podcastで配信されえている文化系トークラジオLife「里山ウェブの時代」(TBSラジオ 2014年06月22日放送)を聞いた。
ウェブという「オープン」な建前のプラットフォームと、里山という親密なコミュニケーションが成り立つ「閉じられた」世界の関係について様々論じられた。ウェブ時代における里山そのものの内実や、プラットフォームビジネス、マネタイズなど話は多岐にわたり、最後はラジオの里山である「Life」そのもの可能性にまで話が広がっていった。
その中で、里山がマニア化していくことの弊害の中で、コメンテーターの誰かが言っていた新日本プロレスの社長の「すべてのジャンルはマニアが潰す」というコメントが印象に残った。
「NEWSポストセブン」の記事によると、木谷高明社長は、プロレスの衰退について、コアなユーザーがライトなユーザーを拒絶していたことが原因だと指摘する。そのため、木谷社長はTVCMや雑誌で広告を出しまくり、大きな大会前には電車の車体広告と駅の看板広告なども大きく打ってでたそうだ。そうした営業努力によって、これまでのコアな層とは異なる女性や若者の客がどんどん増えて、売り上げも大きく伸びたということだ。
「すべてのジャンルはマニアが潰す」という言葉は、いい情報も都合が悪い情報もあっという間に拡散するウェブ時代において、どこかに念頭に置いておきたい。
「里山ウェブの時代」
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