真藤順丈『地図男』(メディアファクトリー 2008)を読む。
タイトルからして安部公房を彷彿させるが、内容も阿部氏の『砂の女』を読んでいるような不思議な世界観を有する物語であった。
『地図男』
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真藤順丈『地図男』(メディアファクトリー 2008)を読む。
タイトルからして安部公房を彷彿させるが、内容も阿部氏の『砂の女』を読んでいるような不思議な世界観を有する物語であった。
波多野尚樹・石橋卓大『一生美味しい総義歯&インプラント』(小学館101新書 2008)を読む。
誤解の多い総義歯の構造的な話や、インプラント治療の歴史、最新の骨再生技術の紹介など多岐に渡る。総義歯もインプラントも見た目やかみ合わせだけでなく、顎と噛み合わせ位置の立体的調整や骨の吸収による歯のずれといった大変細かい部分まで勘案する必要があるようだ。
絵や図もないまま専門用語が出てくるので理解しにくいところがあるが、インプラント治療の凄さだけはよく伝わってきた。
あさのあつこ『NO.6 #6』(講談社 2007)、『NO.6 #7』(講談社 2008)を3時間かけて一気に読む。
いよいよ聖都市NO.6の謎が徐々に明らかになってくるのだが、主観描写が多く、映画のようにぽんぽんと話が進むわけではない。しかし、読んでいてつい時間を忘れてしまうあさのあつこさんの筆力には脱帽だ。