月別アーカイブ: 2017年11月

『思春期の生き方』

石田和男『思春期の生き方:からだとこころの性」(岩波ジュニア新書 1979)をパラパラと読む。
岩波ジュニア新書シリーズの第1巻目となる本である。

『眠れないほどおもしろい源氏物語』

板野博行『眠れないほどおもしろい源氏物語』(三笠書房王様文庫 2012)を読む。
古文単語集の「ゴロゴ」の著者で板野氏が、物語の代表的な21人の人物の紹介と代表的な場面の漫画を用いて、90分で源氏物語54帖を語る。チャート式に人間関係が整理されていて分かりやすかった。紫の上や秋好中宮が生活した美人の館の六条院と、末摘花や空蝉などの不美人が住んだ二条東院の区分けなど、予備校テクニックのようなざっくりとしたまとめ方が面白い。

福田の森で練習

午前中、福田の森で行われたマウンテンバイクの走り方のスクールに参加した。
木の根っこやちょっとした段差を利用した乗り方など参考になった。派手に転ぶ人や川に落ちる人まで出る中で、何とか一通りのコースを走ることができた。しかし、テクニカルなコースにチャレンジしなかったので、来月のレースは少し心配である。

写真を見る限り、一体どこの原生林かと思う風景である。本当はコース取りやタイムなど気にせずにのんびりと走りたいのだが。

『セックスがこわい』

香山リカ『セックスがこわい:精神科で語られる愛と性の話』(筑摩書房 2008)を読む。
精神科医の視点からセックスレスが語られる。セックスというと、すぐに性欲と結びつけて語られがちだが、女性にとっては自分自身が求められていることによる自己確認作業の意味合いが強い。また、男性にとってもいつまでもセックスができるという能力が自己の存在意義とイコールで結ばれる。セックスレスはメ性欲のあり方ではなく、社会的病理だということが分かる。

おそらく多くの女性にとって、社会での評価は本当の自分の価値や意義の確認に繋がっていないのだろう。いや、それどころか、もしかすると仕事の場で「すごいですね」とその働きぶりが褒められるほど、「これは職場に限ってのことで、私自身は人間として女性として、本当はダメなのではないか」とむしろ自分への疑問が大きくなる、とさえ言えるかもしれない。
 もちろん、その社会的評価と反比例して目減りする女性の自信は、セックスによってすべて回復する訳ではない。とはいえ、肩書きも資格もスキルもすべて取っ払ったところで、文字通り、”裸の自分”として男性に求められるセックスという体験は、女性にとって仕事とは対極に位置づけられる行為であろう。男性の場合、「いい女とセックスできるのは、地位やカネがある証拠」と社会的評価はセックスや自分への自信に直結しているのだが、女性はその逆なのだ。

 

 妻が「セックスレスなんです」と悩むときには、その「セックス」は単なる性交ではなくて、”心のふれあい”やスキンシップを意味する場合も多いが、夫の「EDなんです」という悩みには、セックスもふれあいやスキンシップも、妻や恋人などの異性さえもかかわっておらず、単純な「勃起力」しか意味していないことがある。
 あくまで、相手との関係性の中でセックスをとらえる女性。自己完結する身体的な問題としてしかセックスをとらえられない男性。この辺りにも、女性と男性との深刻な意識のギャップが表れている。

=立川テント村宣伝カーへの右翼の襲撃を許さない= 抗議声明とカンパのお願い

以下、メーリングリストからの転載です。

●右翼による襲撃で破壊されたテント村の宣伝カー
11月23日、陸上自衛隊立川駐屯地で開催された「防災航空祭」に抗議する例年の情宣活動を行ないました。ここ数年、わたしたちを攻撃するために複数の右翼団体が登場していましたが、今年の攻撃は特別に激しいものでした。何台もの街宣車でテント村の宣伝カーを取り囲んで進路をふさぎ、大音響で「国賊!」と叫び続けて反戦の呼びかけを妨害したり、サイドミラーを割ったりという暴力行為を続けました。
さらに行動終了後、駐車場へ撤収中の宣伝カーを路上で街宣車が取り囲み、7~8名の右翼が1時間にわたって宣伝カーを叩く、蹴る、ものを使ってガラスを割るなどの乱暴をはたらきました。また車内の運転手に対し、民族差別やセクハラを含む激しい罵声を浴びせ続けました。
右翼対策員と思われる10名ほどの私服公安警官は暴力行為の当初から周囲にたむろしていましたが、一向に暴力を止めることなく、宣伝カーの破壊を放置しました。途中から到着した10名ほどの立川署警備課の制服警官も、なにやら公安と打合せをしたり、他の車の通行を確保するための交通整理をするばかりで、目の前で繰り広げられる破壊行為に対して手出しをしようとしませんでした。
暴力行為がはじまって1時間後、ようやく警官が街宣車に移動を促し、宣伝カーは移動することができました。

●「終わりにしよう天皇制11・26大集会」への大結集を!カンパを!
被害は、フロントガラス、サイドミラー、前後のランプ、フロントグリル、鍵穴・ワイパーの破損など全体に及んでいます。ボディは数十回蹴りつけられて変形し、走ることはできますが内部の損傷なども心配です。車を破壊した右翼はもとより、暴力を放置した警察に対する怒りも禁じえません。
この攻撃は、立川駐屯地祭への抗議行動を潰すために行われたものであると同時に、直後の11月26日に予定されている「終わりにしよう天皇制 大集会・デモ」への事前攻撃であることは明白です。襲撃にきた右翼からは、「26日はこんなもんじゃねえぞ」とか、「去年今年とよく壊れる車だなあ」などの発言もありました。昨年11月20日に吉祥寺で行われた「天皇制いらないデモ」でもテント村の宣伝カーが襲撃・破壊されましたが、一連の「平成代替わり反対闘争」でこの宣伝カーが果たしている役割を念頭においての襲撃です。
暴力を使って基地反対や天皇制反対の声を封じ込めようとする右翼団体、襲撃を黙認することで運動つぶしをはかる警察を許すことはできません。「終わりにしよう天皇制 大集会・デモ」(11/26 13:00 千駄ヶ谷区民会館)への大結集を訴えるとともに、修理費や買い替えも視野にいれたテント村へのカンパをよろしくお願いします!
2017年11月24日

立川自衛隊監視テント村
立川市富士見町2-12-10-504 042-525-9036 tento72@yahoo.co.jp

カンパ振込先⇒郵便振替00190-2-560928(口座名「立川自衛隊監視テント村」)