月別アーカイブ: 2020年10月

『浅見光彦殺人事件』

内田康夫『浅見光彦殺人事件』(角川文庫 1993)を読む。
1991年に刊行された本の文庫化である。しばらく本をじっくりと読んでいなかったためか、久しぶりに一気読みした。前から気になっていた本で、やっと手に取ることができた。浅見光彦作品の愛読者でないと楽しめない設定であった。

自転車を全バラシしてみたものの

久しぶりに時間があったので、全く動かない自転車をバラしてみた。しかし、組み立てる段階で、どうにもこうにもボトムブラケットのワンが入らなかった。どうやらフレームに歪みがあったようだ。他の部品もサビが酷かったので、使える部品だけ取って粗大ゴミとなりそうだ。

「昆虫食が食糧難解決?」

本日の東京新聞夕刊記事を是非お読みください。
現在サハラ以南のアフリカを扱っていますが、人口爆発にあるアフリカの食糧難の解決案の一つに昆虫食を皆さんに提示しています。ニュース映像など嫌悪感を感じる人もいるかと思いますが、敢えて皆さんに印象を強めてもらって、世界的な動物性タンパク質の不足について考えてもらいたいという狙いです。

用語や地名の暗記も必要ですが、2学期中間以後の地理の授業を通じて、皆さんに東日本大震災以降のエネルギー問題や国際政治、人口爆発に伴う食糧や環境について考える「取っ掛かり」を提供したいと考えています。
またウイーン体制以降の世界史は地理と密接に繋がっていきます。アルザス・ロレーヌ地方の争奪など、エネルギーを巡る戦争についてしっかりと触れていきたいと思います。

『すごい読書術』

角田和将『すごい読書術:短時間で記憶に残る最強メソッド』(ダイヤモンド社 2018)を読む。
20年ほど前にハマっていた読書術関連の本である。大体この手の本は、自身が運営する塾やセミナーの宣伝書となっていることが多い。しかし、本書は速読テクニックというよりも、とにかく速く読むことによって、アウトプットの段階でキーワードとキーワードを「思い出す力」や、本の内容を実地に確かめることで得られる経験値が養われると述べる。

7

「スーダンも国交正常化」

本日、世界史と地理の記述の採点が終わりました。
普段一方的な授業ばかりしているので、皆さんの授業の理解度を改めて知る良い機会でした。授業担当者にとっての通知表でもあります。
特に、東南アジアの気候と農業の関係については、担当者にとって反省材料となってしまいました。東南アジアの気候からいきなりプレートや造山帯の話になってしまったので、続く農業との関連性が薄くなってしまいました。そのため、綿花や稲作など気候と関連が深い作物の説明が雑になったと反省しています。

本日の東京新聞朝刊に、トランプ大統領の仲介で、イスラム教国のスーダンがイスラエルと国交を正常化したとの記事が掲載されていました。
中間考査前の授業の最後の最後で、パレスチナ問題を抱えるイスラエルが、不倶戴天の敵であるアラブ諸国と関係を改善しているとの話題に触れました。その話の続きとなります。

中東・北アフリカ情勢を考えるには、シーア派のイランを含むイスラム教そのものを理解しなくてはなりません。東南アジア、南アジア、西アジアもイスラム教が深く絡んできます。授業はサハラ以南のアフリカに入っていきますが、イスラム教の話題は折に触れてお伝えしたいと思います。