市の福祉課に提出する小論文を書いた。久しぶりに文章を書いたのでえらく疲れてしまった。「障害者基本法」と市の「障害者計画」と「障害者福祉計画」をちょっと見ただけで書いたので、中身は600字程度の内容しかない。
しかし、書きながら、自分の作文能力は学生時代から全く進歩していないことに気付かされた。言い回しや言葉の使い方など文章はこなれたであろうが、表現を替えただけのくり返しや同じような言い回しなど冗長な部分が多すぎる。要はくどいのである。と書きつつこの文章もくどくなってしまうのである
月別アーカイブ: 2008年9月
『中国のかわいいデザインたち』
かたやまむつみ/熊猫茶館『中国のかわいいデザインたち』(ピエ・ブックス 2007)を読む。
トランプや切手、爪切り、食器、薬の入れ物、ガムの包み紙など、徹底して中国の小物にこだわった写真集である。
写真を眺めながら、中国の製品は、国旗の色、つまり革命の色である赤色が極めて多く使われている。漢民族だけでなく自治区の民族衣装も大半が赤を基調としている。そうした赤色尽くしの写真集の中で、白と黒のモノトーンのパンダは殊に目立つ存在であった。
□ パンダ雑貨と中国雑貨 熊猫茶館@ぱんだちゃかん □
大学案内研究:白鴎大学
白鴎大学のパンフレットを読む。
栃木県小山市にあり、法学部、経営学部、教育学部の3学部からなる一学年1000人の中規模大学である。東北新幹線も止まるJR小山駅から徒歩圏内の便利な場所にあり、特に福島などの東北出身者が目立つ。栃木県内に古くからある足利学園高校が母体となっている。大学名の「白鴎」であるが、この名はヒッピー世代の代名詞ともなっているリチャード・バック著『かもめのジョナサン』にちなんでいる。創立者が本邦初訳に挑み、かもめのジョナサンの純真な姿を大学の将来像に準え、「白鴎」が誕生したということだ。
この大学の売りは何だと一言でいうと、大学のパンフレットにもデカデカと謳われている「学業特待制度」である。全定員の1/3以上が国立大よりも安い4年間合計226万円で学べるという制度である。進級時に審査があるようで、勉強を頑張れば1年間で50万近い学費が浮く。4年間で180万円差がついてしまうのである。非常に分かりやすい。郊外の中規模大学である白鴎大学ならでは戦略である。
また、地元栃木の企業や自治体との結びつきが強く、県内での就職状況は抜群であることも見逃せない。
大学案内研究:国際武道大学
国際武道大学のパンフレットを読む。
ひたむきにグランドを走っている姿や投げ込みの瞬間のカラー写真が多数掲載されており、文章による説明よりも、感性に訴えるような趣のパンフレットである。
東海大学を創立し、国際柔道連盟会長、日本武道館会長を務めた松前重義の提唱により、1984年に千葉県の勝浦に設立された大学である。武道学科、体育学科、国際スポーツ文化学科、スポーツトレーナー学科の4学科からなり、武道だけでなく、野球やサッカーなどの球技にも力を入れている。
教職課程や警察・消防などの公務員セミナーも充実している。クラブ・サークル活動は最も充実しており、柔道部や剣道部は部員200名、陸上部や野球部に至っては250名近い部員が在籍してる。
入試は他大学のようにセレクションなどもなく、一般入試でチャレンジできる。「武道」と名のついた大学であるが、柔道や剣道も基本から教えてくれるので、勉強が苦手だが、部活は大好きという高校生にとっては選択肢の一つとなろう。
『伊豆の踊り子・温泉宿』
川端康成短編集『伊豆の踊り子・温泉宿』(岩波新書 1952)を読む。
作者20代の頃の初期の作品集で、表題作の他四編が収められている。
『伊豆の踊子』含め、作者の多分に自意識過剰な体験をモチーフにした作品が多くて感情移入できなかった。ただし、かつて天城湯ケ島温泉にあった売春宿での女性模様を描いた『温泉宿』という作品だけは、底辺に暮らす生の人間の生活が克明に描かれていて興味深かった。