『新人漫画家、風俗嬢になる』

エバラユカ+ふてね『新人漫画家、風俗嬢になる』(白泉社,2021)を読む。
タイトルから想像するようなエロい内容ではなく、一人の女性としても漫画家としても風俗嬢としても自信が持てなかった作者が、腋臭の手術をきっかけに自信を持って自分に向き合えるようになり、自分の人生を楽しもうとブレイクスルーするまでのビルドゥングスロマンとなっている。
といっても読みやすいマンガで、一気に読み終えてしまった。

『マンガ世界の歩き方』

山辺健史『マンガ世界の歩き方』(岩波ジュニア新書,2004)をさらっと読む。
百円雑誌屋や貸マンガ屋など、今ではあまり日常風景ではなくなった商売についてのルポルタージュとなっている。野宿労働者が集めてきた捨てられた雑誌を100円程度で売る露天商は今でもあるのだろうか。貸マンガ屋はツタヤなどのチェーン店では今でもやっているが、先細りの業界であろう。

『ニッポンの猫』

岩合光昭写真と文『ニッポンの猫』(新潮文庫,2000)を読む。
猫の写真家で有名な岩合氏の文庫サイズの写真集である。日本各地で思いのままに寝そべる猫ちゃんたちが紹介されている。文章の中で、「猫は野生動物ではない」という一文が印象に残った。猫は家畜やペットとして人間との結びつきが永く、先祖代々の記憶のためか、生まれつき人間と仲良く過ごす習性を持っているというのだ。20年近く猫を飼ってきたので、なるほどぉと思う。
また、三溪園は生糸貿易で成功した原三溪が造った公園だと初めて知った。これまた習性なのだろうか、猫は坂が好きなようである。

『女子が楽しい日本一をめぐる旅』

藤臣柊子『女子が楽しい日本一をめぐる旅』(みなみ出版,2016)を読む。
日本一の寒い街の旭川や日本一の露天風呂のスパリゾートハワイアンズなど、日本一を巡る珍道中が漫画と写真で紹介されている。ほぼ読み流したが、世界一のカルシウム温泉として、神奈川県の鶴巻温泉が紹介されているのが意外だった。炭酸カルシウムということは珊瑚礁由来が多いので、秦野市が海の底だったからなのか?

一度、伊勢原のアパートから「リヴィエラの光」を目指して、秦野駅まで歩いたことがあったっけ?