下の子ども用の自転車を購入した。楽天のセールで送料込みで8748円だった。値段の割に相当カッコイイ自転車である。全く羨ましい。タイヤ周りなど少しやわな作りとなっているが、どうせ明日の乗り出しからあちこちにぶつけまくるのだから、割り切って乗りつぶしていきたい。
月別アーカイブ: 2016年6月
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『父親力』
正高信男『父親力:母子密着型子育てからの脱出』(中公新書 2002)を卒読した。
京都大学霊長類研究所に勤める正高氏の専門である比較行動学の見地だけでなく、自身の育児経験や文学、歴史学の観点から、子どもと自然を繋ぐ父性の意義や、母子密着を切り離す父性のあるべき姿を語る。
ここしばらく肉体的にも精神的にも疲れており、活字そのものが頭に入ってこなかった。ストレスも重症か。
クランク交換
『白鳥殺人事件』
内田康夫『白鳥殺人事件』(光文社文庫 1989)を読む。
1985年6月に刊行された本で、当時社会を震撼させていたグリコ・森永事件を下敷きにした連続殺人事件解決簿である。
社会派ミステリーに属するのだが、当時の事件の記憶がほとんどないので、あまり楽しむことができなかった。
『日本の童貞』
渋谷知美『日本の童貞』(文春新書 2003)をぱらぱらと読む。
東京大学大学院教育学研究科に提出した修士論文を加筆修正したもので、「童貞」をめぐる言説について論じられている。タイトルこそ「オナニーをしたら童貞ではない」とか「シロウト童貞の登場」「童貞の原因としてのマザコン」「童貞のイラスト化」など刺激的な文章が並ぶ。が、つっこんだ見解は無く、「図書館にこもって、過去の文献から「童貞」という言葉がどのように使われているか丁寧に調べました」という内容が延々と続き、面白くもなんとも無い。30ページ読むのが限界であった。恋愛という極めて個人的な営みを社会学的に論じること自体のいやらしさが目に付いてしまう。
最後にダメ連のメンバーのぺぺ長谷川氏の言葉が紹介されているのが唯一の救いであった。