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「たもとを分かった社民党と、今なぜ共闘?その意義は…結党30年「新社会党」岡崎宏美委員長インタビュー」

昨日の東京新聞デジタルに新社会党の岡崎宏美委員長のインタビュー記事が掲載されていた。
社会党から離脱した当時の様子や、高市政権が戦争を声高に言い始めたのを機に、社民党との連携が深まっている背景などが語られる。最後に次のようなメッセージを寄せている。元気をもらうような内容である。


◆なぜ「革新」が若者に響かなくなったか

━━かつては若者の支持を集めた「革新」の理念が、めっきり不人気になっています。新社会党が訴えるような政策が若年層に届きにくくなった理由は何だと考えますか。

昔は職場でも地域でも労働組合が学習会をして、いろいろな政治課題や「戦争に駆り出された歴史」をみんなで学んでいたんです。だから「二度と戦争をしない」という革新の理念が、生活と地続きだった。でも今は、そういう場がほとんどなくなってしまった。

若い人たちは、来年仕事があるかどうかも分からない。結婚どころじゃない。そんな状況で「平和が大事です」と言っても、「ああ、そう。そっちでやっといて」となる。生活の不安が大きすぎて、公的なことを考える余裕がないんだと思います。

それに今は、SNSやショート動画の時代でしょう。短い言葉でスッと入ってくるものじゃないと、そもそも聞いてもらえない。私たちの運動はどうしても説明が多くなりがちで、そこが若い世代に届きにくい一因にもなっていると感じています。

━━そのような時代に、若年層にどう働きかけていきますか。

とにかく「生活に直結する政策」を分かりやすく示すことです。手取りを上げる、非正規を減らす、社会保障をしっかりする…こういう話を、平和の議論とセットで語る必要がある。平和というのは軍事の話だけじゃなくて、「私が私として生きられる社会」のことなんですから。

国民民主党が「手取りを増やす」と言っているのは──「年収の壁」そのものが、個人単位ではなく家族単位で設計された日本の社会保障の問題を抱えているにしても──やっぱり分かりやすいんですよ。ああいう「短い言葉で生活に直結するメッセージ」は、今の時代には強いと思います。そこから学べることもあるでしょう。

その上で、地域での実践を積み重ねて、若い人が「ここなら参加できる」と思える場を作ること、昔のように学び合う場を取り戻すことも必要です。そこから信頼が生まれるし、政治に関わるきっかけが生まれると思っています。

「原爆作家・大田洋子を伝え続ける江刺昭子さん」

本日の東京新聞朝刊に女性誌研究家の江刺昭子さんが紹介されていた。
東京都内では昨日の夕刊に掲載されているのだが、春日部は夕刊が廃刊となったので、本日の朝刊付けの掲載となっているのが寂しい

取り上げられた江刺さんは国語国文科の先輩にあたる。29歳の時に、原爆小説『屍の街』を書いた大田洋子さんの自伝を著し、「私の最初、そして最後の仕事が『大田洋子』なのかもしれません。卒論ではないですが、ちゃんと書いたと、本人に認めてもらえたらいいのですが」と述べており、御年83歳になられた現在も文学碑の式典や被爆関連行事に参加している。

江刺さんは『にんげんをかえせ』の峠三吉や『夏の花』の原民喜と並び称される原爆作家の大田洋子に対し、「正当な評価をされてこなかった」と精力的な取材を重ねてきた。日の当たらない分野に生涯をかけてきた江刺さんの生き方もひしひしと伝わってきた。