地上波で放映された、チャールトン・ヘストン主演『猿の惑星(Planet of the Apes)』(1968 米)を観た。
結論は知っていたが、分かりやすい展開とシンプルな音楽で楽しむことができた。
https://www.youtube.com/watch?v=P2I13s_CWnw
地上波で放映された、チャールトン・ヘストン主演『猿の惑星(Planet of the Apes)』(1968 米)を観た。
結論は知っていたが、分かりやすい展開とシンプルな音楽で楽しむことができた。
https://www.youtube.com/watch?v=P2I13s_CWnw
本日の東京新聞朝刊の2面、3面に、「消えたお祝いムード」と題された安倍政権の「主権回復の日」の記事の隣に、「『主権』米軍意のまま」と題した日米地位協定や米軍横田基地の問題点が特集記事が載っていた。「主権回復〜」の記事も沖縄の怒りに配慮し当初の思惑から大きく後退せざるを得なかった背景にしっかりと触れている。
また、横田基地の記事については、次のリード文が寄せられている。
サンフランシスコ条約が発効した4月28日は、安倍政権が定めた「主権回復の日」であると同時に日米安全保障条約(旧)が発効し、米軍の駐留が正式に認められた日でもある。安保条約は米軍に特権的な地位を与え、「不平等」と批判される日米地位協定締結の根拠になった。条約や協定を後ろ盾にした米軍のありようを検証すると「主権回復」に疑問符がつく。
そして、横田基地のラプコン(空域)や米軍の遊興費も肩代わりする日米地位協定、また、全国の米軍基地の騒音訴訟やオスプレイなどの問題点が列挙されている。記事の中の次の言葉が印象に残った。
首都に主権の及ばない米軍基地と米軍が管理する空域が広がる日本は、まともな国といえるだろうか。(中略)日本防衛という名分のもと、米軍の「やりたい放題」はとめどなく広がっている。
山口謠司『ん:日本語最後の謎に挑む』(新潮新書 2010)を読む。
「n」と「m」の違いから始まり、「ん」という文字の起源や空海が学んだサンスクリット語との関係、「ん」の発音の変遷などが語られる。『万葉集』や『土佐日記』などの用例を用いながら分かりやすく説明されている。しかし、大学時代のつまらない国語学の先生の語り口が思い出され、苦手意識が先走ってしまい、あまり楽しむことができなかった。
絲山秋子『逃亡くそたわけ』(中央公論新社 2005)を読む。
精神病院を抜け出し、途中、幻聴や幻覚、自殺企図と闘いながら(付き合いながら)、博多から九州の山中をドライブし鹿児島の開聞岳に至るロードノベルである。
パソコンでグーグルマップをスクロールさせながら、博多→甘木→小石原村→中津市→国東半島→富貴寺→竹田市→阿蘇山→高森→椎葉村→田代八重ダム→小林市→宮崎市→鹿児島→指宿→知林ヶ島→長崎→長崎鼻と、主人公と一緒に旅を楽しんだ。グーグルマップには航空写真やストリートビューもあるので、活字だけを追って想像力を働かせる読みとは別の楽しみを味わうことができた。
そういえば、昔、島根県と広島県の県境辺りのページを片手に、松本清張の『砂の器』だったかを読んだことを懐かしく思い出した。