月別アーカイブ: 2011年2月

『必見よく分かる住まい作り』

日本プレハブ新聞社編『必見よく分かる住まい作り:初めての人のためのデータブック2008年度版』(技術書院 2008)を読む。
ツーバイフォーやプレハブ工法、ユニット工法などの住宅の構造・工法の違いがよく分かった。他は広告ばかりなのであまり読まなかった。

『間取り相談室』

佐藤和歌子『間取り相談室』(ぴあ 2005)を読む。
タイトルだけ見てネットで買ってしまったので気づかなかったのだが、雑誌の記事と記事の間のすき間に掲載されるような、まったりとした小咄の寄せ集めである。15分程度で読み流した。感想なし。

『長期固定に繰り上げ返済はトクしない!? 住宅ローンのまる秘新常識』

池上秀司『長期固定に繰り上げ返済はトクしない!? 住宅ローンのまる秘新常識』(ソフトバンククリエイティブ 2007)を読む。
ファイナンシャル・プランナーとして、年間200件ほどの個別相談に応じている著者による、住宅ローンについての基本的な考え方の指南書である。この手の 本にありがちな、様々なケースを網羅した表やグラフ中心の解説書ではない。筆者は、必要最低限の数値や表を用いて、年収500万~700万程度の30代の サラリーマンといった平均的なモデルを念頭に置いて、将来の生活や今後の充分な予想の範囲内の金利変動に沿ったローン計画を提案する。
筆者は、長期固定ローンは銀行側の囲い込みの思惑が強く働くものであり、金利の「急」上昇が考えにくい現在では、短期の変動金利を前提にすべきだと述べ る。そして、今後数年の内に政策金利が4%を越える妥当性はほとんどないため、金利の低いうちに、元金を減らす元利均等型で、期間短縮を目指すべきだと主 張する。また、短期金利が長期金利を越えるような状況になったら、同じ銀行内で組み替えをすればよい。
その他、生命保険の考え方など、今まで読んだ本の中で一番納得するところが多かった。同じ著者の最近の本も是非読んでみたい。

『真面目に家を造りました』

市村博『真面目に家を造りました』(星雲社 2000)を読む。
建物全般の企画・設計監理だけでなく税務知識をいかした不動産の有効活用の提案も多数手がける著者が、建築の生の現場から、最近の家造りについて語る。現 場報告書や調査報告書などの写真も掲載されていて、実際に施主の意向を確かめながら、図面を起こし、建物が造られていく過程が理解できた。