本日の東京新聞夕刊に、2024年を目処に、デジタル教科書が本格導入される方向との記事が掲載されていた。小中学校では一人一台のタブレット端末を配備する国家プロジェクトが進行中であり、実現の可能性は高い。一方で高校はBYOD(Bring Your Own Device)を基調としており、生徒個人の所有するスマホを活用する方向で話が進んでいる。5〜6インチのスマホの画面で教科書を代用させるというのは、現段階ではあまり現実的な話ではない。私のiphone se(第1世代)の4インチでは、学習以前に目を悪くすること必至であろう。
私自身もデジタル配信を活用しているが、PDFや動画配信で済ませられるデジタルコンテンツと、極めてアナログな地声と表情、動作で説明する授業と聞く姿勢の涵養、そして、発表やグループ活動を通じた対話型学習で得られる体験や達成感とをしっかりと見極めて両立させていきたい。