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「四日市ぜんそく 原告勝訴50年」

本日の東京新聞朝刊に、熊本県の水俣病、新潟水俣病、富山県のイタイイタイ病と並んで四大公害病の一つに数えられている四日市ぜんそくの判決から50年の模様が報じられていた。
メチル水銀が原因で脳が汚染され様々な神経障害を引き起こす水俣病や、カドミウムが原因で骨折を繰り返し全身を襲う痛みが生じるイタイイタイ病に比べて、四日市ぜんそくは字面だけみると印象が薄い。しかし、ぜんそくに悩み自殺した因果関係が不明瞭な患者を含めると、2000人以上の四日市市民が犠牲になったともいわれる。

また、この四日市ぜんそくの判決以後、大気汚染を取り締まる法律が制定されている。日本の負の歴史として確と記憶に留めておきたい。

横浜〜横須賀ライド

真ん中の子と下の子と男3人で横浜〜横須賀ライドに出かけた。
首都高が混むので前泊しようと、前日の夕方に楽天トラベルで一番安い宿を予約した。3人で朝食付きで7000円という料金。バタバタしていたので、あまり疑問にも思わなかったが、着いてみてびっくり。ドヤ街の簡易宿泊所であった。予約したホテル(?)がドヤ街で有名な寿町に隣接している松影町という地域にあり、寿町と松影町。。

翌日はホテルで朝食を頂いて、三浦半島の先端の城ヶ島を目指して出発。しかし、予想通り下の子がぶーたれたので、金沢八景と横須賀のカードショップに立ち寄る。

「市区町村、夜間との比較」

本日の東京新聞朝刊に市区町村ごとの昼夜間人口比率に関する記事が掲載されていた。
記事中からそのまま引用するが、昼夜間人口比率とは「住んでいる人の数を夜間人口、通勤や通学で行き来する人を加減した数を昼間人口とし、夜に対する昼の比率を表」したものである。

一般的に、ビジネスや商業が集中する中心業務地区(CBD)では昼間の人口が高く、住宅地の多い郊外で夜間人口の方が多くなる。東京都千代田区は皇居を取り囲む東京都の中心地であり、実際に住民登録している人口は67,500人である。つまり、昼にはその17.5倍の120万人近い人たちが近隣の自治体から移入してきている。千代田区のイメージが湧きにくい人は下掲の地図をみてほしい。皇居を取り囲む地域で、国会や官庁だけでなく、有名デパートや大型商業施設、大学、専門学校が集中している地域となっている。

ただし、スケールの取り方によって見方が変わり、都道府県単位と市区町村単位で数値が異なる点に注意したい。市区町村レベルでみると、同じ23区郊外の足立区や北区、練馬区、大田区などは中夜間人口比率が100%を割っており、都心部の千代田区や港区、新宿区、渋谷区などに移入していることが伺われる。都道府県レベルで見ると、埼玉県、千葉県、神奈川県から東京都に移動していることが分かる。埼玉県も県レベルで捉えると昼夜間人口比率は0.88だが、商業施設が集まっているさいたま市大宮区だけでみると1.38と高い比率となっている。