本日の東京新聞朝刊に、欧米諸国が「外交ボイコット」を表明している北京五輪での論争の
新疆ウイグル自治区での「ジェノサイド(民族大量虐殺)」の状況と、
北京五輪への参加が中国共産党政権に対する踏み絵となっている
本日の東京新聞朝刊記事より。
授業でも紹介しているが、連日のようにウクライナに関する報道が続いている。
今日の記事はEUの天然ガスの供給に関する話である。EUは石炭火力発電を廃止する一方で、ロシアからの天然ガスへの依存を高めている。ロシアから陸上や海底を通じて何本もパイプラインが建設されており、EU諸国の発電量のかなりの割合を占めている。
日本には海に囲まれているため、オーストラリアやマレーシアなどで産出された天然ガスを一度マイナス162度まで冷やして液化して輸入している。液化することで体積を600分の1まで小さくできるのだが、運搬・貯蔵コストがかかってしまう。
その点、バルト海経由でロシアとドイツを繋ぐノルド・ストリームや、ウクライナ経由でロシアと東欧をつなぐサウスパイプラインなどの天然ガスパイプラインは、気体のまま輸送できるので、一度建設すると運用コストは低く抑えられる。
小羽根建治『世界の国早わかりガイド』(メディカルライフ教育出版 1989)を読む。
刊行当時の世界169カ国の歴史やデータが簡単にまとめられている。ちょうどよい情報量だったので、なんとか最後まで読むことができた。
チトー時代のユーゴスラビアでは、国歌がなかったので「インターナショナル」を歌っていたとの豆知識が興味深かった。
藤原英司『シートン:自然保護の願いを』(佑学社 1990)を読む。
ふりがなのついた子ども向けの本だったので、一気に読み終えた。イギリス・スコットランド生まれのシートンの動物画家と動物学者の二足の草鞋を履いて活躍するようになった半生が描かれる。
本日の東京新聞夕刊記事より。
共通テストで狙われやすい統計なので、国公立を志望している生徒は、記事内容も含めて読んでください。2021年時点での外国人労働者は173万人で、そのうちベトナム人の45万人、中国の40万人で半数が占められ、続いてフィリピンの19万人、ブラジルの14万人となっている。
この4カ国のうち、ベトナム、中国、フィリピンの3カ国とは経済連携協定(EPA)を締結している。EPAの協定国間では、労働ビザの申請もスムーズなため、上記のような数字になっていると考えられる。
ただし、ブラジルとはEPAを締結していない。ではなぜブラジルからの労働者が多いのか。こちらも授業中に触れた点だが、太平洋戦争前後に日本からブラジルへ渡った日本人が多くおり、ブラジルで生活している日系3世までは、日本政府は労働ビザではなく定住ビザを発行しているためであると考えられる。
授業中にアントニオ猪木さんについて触れました。そんなエピソードも共通テスト攻略のヒントになるかもしれません。