名古屋出入国在留管理局に収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が3月に死亡した問題について、本日までの授業の中で触れました。
シリアやアフガニスタンの難民の状況、トルコやEU側の受け入れ、日本での難民・移民政策の実態、入国管理局の外国人収容施設の問題点、外国籍の方との結婚など、多岐にわたる内容を一気に詰め込みました。移民政策や難民問題は日本だけが抱えている問題ではありません。多くの国で多かれ少なかれ移民政策の課題を抱えています。そして、移民政策自体が常に賛否両論、総論賛成各論反対の側面を有しており、正解のない問題です。授業の中で、あえて皆さんの人生にも関わる問題だという側面を強調しました。
ウィシュマさんの名前で検索してもらえれば、これが今度の衆議院選挙の大きな争点の一つとなっていることが分かると思います。皆さん一人一人が自分の将来選択に関係する政治課題として捉えてほしいと思います。