本日の東京新聞朝刊国際面に、4日のルワンダ大統領選圧勝したポール・カガメ大統領が18日、3期目に就任した。国際社会からは強権支配に批判が集まるが、順調な経済政策を背景に最終得票率98.79%という圧倒的な国民の支持を得た。大統領選は、多数派の農耕を主とするフツ族が少数派の遊牧を主流とするツチ族らを襲撃して80万人が犠牲になった1994年の大虐殺以降、3回を数える。2000年から大統領職についているカガメ氏はツチ人である。
この記事の中で、ルワンダ(首都キガリ)が順調な経済政策を遂げているという点が気になって、ネットを調べてみた。
ルワンダは日本よりも人口密度が高い内陸国で、人口は1210万人もいる。国民の9割が農業に従事しているが、鉱業が盛んですずやタングステン、金、天然ガスなどが産出している。また、カガメ大統領がフランス語が話せないこともあり、近年はルワンダ語やフランス語は政府機関や学校教育から外され、英語が筆頭公用語としての地位を固めつつある。そのためイギリスやアメリカとの経済的関係も強化され、観光産業にも大胆に投資され、「アフリカの奇跡」とも呼ばれるようになっている。
人口も多く、成長率4%をこれから注目していきたい国である。