日別アーカイブ: 2017年8月24日

「オランウータン12年間で激減」

 

本日の東京新聞夕刊に、インドネシア・カリマンタン島(ボルネオ島)のオランウータンの生息数が約12年間で激減しているとの記事が載っていた。昨年の100平方キロ当たりの推定生息数は13〜47頭で、12年前から大幅に減っている。生息地の減少や違法な狩猟、森林火災などが原因という。オランウータンは絶滅が危ぶまれており、環境団体などが保護を呼びかけている。

マレー語で「森(hutan)の住人(orang)」を意味するオランウータンは、アフリカに生息するという漠然としたイメージがあった。インドネシア(首都:ジャカルタ)とマレーシア(首都:)、ブルネイの3カ国があるボルネオ島とスマトラ島にしか生息していない最も人間に近い霊長類のひとつである。

赤道上に位置するボルネオ島であるが、wikipediaによると、英語ではボルネオ(Borneo)、インドネシア語ではカリマンタン(Kalimantan)の呼称を使うのが一般的。また、「ボルネオ」の語源は、かつて島の北半分を占めていた「ブルネイ」が訛ったものといわれている。面積は725,500km2で日本の国土の約1.9倍の大きさである。世界の島の中では、グリーンランド島、ニューギニア島に次ぐ、面積第3位の島である。

オランウータンは一生を木の上で過ごすため、熱帯雨林の伐採が直に彼らの生活空間を脅かすことになる。日本は国土3分の2が森林で覆われており、木材資源が豊富な世界有数の森林大国であるが、木材自給率は30.8%(2015年)である。残りは世界中から輸入しており、米国、カナダ、オーストラリア、マレーシア、インドネシア、ロシアが大半を占める。日本の責任も明記しておきたい。

「二輪ASEANで好調」

本日の東京新聞朝刊に、ヤマハ発動機の柳社長の「ASEANは基盤ができてきた」とのコメントが掲載されていた。ベトナムやタイの販売が好調で、2017年6月中間連結決算は増収増益で純利益は過去最高を記録している。

産経ビズの情報によると、中国の二輪販売は数年前の2500万台をピークに減少に転じており、インドが生産・販売で世界第1位となっている。その背景には農村部の所得上昇や道路などのインフラが整備される一方で、都市部で交通渋滞が悪化し、取り回しの良いスクーターに人気が集まっているという。

ベトナムも電車がなく、バスも時間通りに運行されていない。また、自家用車は渋滞悪化を懸念した政府が関税や莫大な手数料をかけており、日本で買えば新車でも150万円程度のカローラが、ベトナムでは400万円以上もするという背景がある。

また、タイの二輪市場であるが、これは学生時代にバンコクを訪れ、実感しているところでもある。150ccくらいのバイクの後ろに乗って、どこかにぶつかって足が吹っ飛ぶんじゃないかと思いながら、運転手にしがみついていた記憶がある。