地上波で放映された、大林宣彦監督、薬師丸ひろ子主演『ねらわれた学園』(1981 東宝)を観た。
「角川三人娘」の一角、薬師丸ひろ子さんが主演を務めるアイドル映画である。話の中身よりも、ヒロインを可愛く見せることに重きが置かれている。大林監督ならではの長回しと特徴的なカットが少し印象に残った。
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ベネズエラ 反政府デモ激化
本日の東京新聞朝刊に、ベネズエラでマドゥロ大統領の辞任を求める反政府デモが激化しているとの記事が掲載されていた。マドゥロ大統領は、反米左派のカリスマであったチャベス大統領の死去に伴い、後継者として4月に就任している。しかし、年56%という高いインフレ率に加え、トイレットペーバーなどの日用品や食料品が不足する状態が続き、首都では広範囲な停電も頻発しており、学生を中心とした反政府デモが相次いでいる。
しかし、反米左派の政府と対立しているのは親米右派の市民であり、米国や米国と軍事同盟を結んでいるコロンビア政府が反政府運動を裏から支援しているとの報道もあった。米国の陰謀を示す確たる証拠は無いようだが、おそらくは米国の間接的な支援は受けているのであろう。
この報道記事を読みながら、昔読んだ五木寛之の『戒厳令の夜』(1976 新潮社)のラストシーンだったかに出てきた「チリ・クーデター」を思い出した。1970年にチリの大統領に就任した人民連合のサルバドール・アジェンデ博士に対して、アメリカ政府に支援された反政府勢力が軍事クーデターを起こし、首都サンティアゴを制圧し軍事政府を打ち立てたという事件である。
米国の南米支配の手管は40年を経ても何ら変わりはない。世界的に展開されるこうした「敵の敵を支援する」という米国のやり方はしっかりと覚えておきたい。
『わかりやすい統計学』
松原望『わかりやすい統計学』(丸善株式会社 1996)を読む。
統計の考え方に始まり、正規分布や平均値、最頻値、中央値、偏差値、相関関係までは、体系的に理解することができた。特に偏差値の出し方は計算式も丁寧で完璧に自分のものにできた。
しかし、おそらくは東大教養学部の授業で使われている教科書なので、それ以上のt検定や回帰分析、適合度あたりはさっぱりであった。大事なことは計算をして答えを出すことではなく、計算式を用いて実際の分析に生かすことである。ある程度は「分かったふり」をして勉強を続けていこうと思う。
『エージェント:ライアン』
『オールカラー完全版 世界遺産』第1巻
『オールカラー完全版 世界遺産:歴史と大自然へのタイムとラベル』第1巻ヨーロッパ(2002 講談社)を読む。
イタリア・ギリシアを中心に、ローマ帝国やビザンツ帝国で作られた教会が多数紹介されている。めったに地震のないヨーロッパならではの崖の上に建てられた修道院などもあり、日本との違いを感じた。