日別アーカイブ: 2014年2月19日

「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」加入の呼びかけ

メーリングリストより

<加入のよびかけ>
~朝鮮高校生への差別を許してはならない~
 日本は教育に対する公費支出が少ないことで有名で、OECD31か国中の最下位です。2010年4月に始まった高校無償化制度は、その改善に資するもので、各種学校である外国人学校もその対象とされ、すでに39校が指定されました。しかし、朝鮮高校10校のみ先送りが続き、安倍内閣が登場すると、2013年2月、最終的に朝鮮高校が除外されました。
 下村文科大臣は、「拉致問題に進展がないこと、朝鮮総連との密接な関係にあり、教育内容、人事、財政にその影響が及んでいること」をその理由としました。ちょっと首をかしげたくなります。
 国連社会権規約委員会での日本報告審査でも、朝鮮高校除外が取り上げられ、日本政府代表は、下村大臣と同じ理由をあげて説明につとめました。2013年5月に公表された審査後の「総括所見」では、朝鮮高校除外は差別にあたり、朝鮮高校生にも就学支援金制度が適用されるよう要求する、と勧告されました。日本政府の弁明は、国連ではまったく通用しなかったのです。
 「朝鮮学校は、子どもたちに自分が誰であるかを教え、この地で朝鮮人として生きていく方法を教える唯一の学校です」(韓国・金明俊監督のメッセージ)。「生徒たちを政治的な人質として利用すれば、日本における朝鮮人差別をあおるだけです」(ジャパンタイムス社説)。ヘイトスピーチと朝鮮学校差別とが重なって見えるのです。問われているのは、日本の中で生きている子どもたちを等しく処遇できない、日本社会の姿勢なのです。
朝鮮高校生への理不尽な差別を撤廃するには、いまや日本の司法に訴えるほかありません。すでに、大阪、愛知、広島、福岡でも始まっています。法廷の場に立つ決意をした東京朝高生を支えきることが日本の未来を切り拓くことと信じ、ここに力強い支援を広く呼びかけます。どうぞ、お力添えを!

2014年1月27日

共同代表
阿部浩己(神奈川大学教授)
坂元ひろ子(一橋大学教授)
田中宏(外国人学校ネット代表)
長谷川和男(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会代表)

<会員募集要項>
東京朝鮮高校生の裁判を支援する会では、個人・団体の会員を募集しています。個人会員の名前等は公表しません。団体会員については「賛同団体」として公表させていただきます。会員になって裁判を支えてくださる方は、以下の連絡先まで

1、お名前・団体名
2、連絡先(住所とメールアドレス) の2点をお知らせください。

・会費について
年間会費は、個人・団体ともに1口1000円。可能ならば複数口お願いいたします。会計年度は1月~12月です。下記のゆうちょ銀行振替口座までお振り込みください。

00130-7-708271
口座名:朝高生裁判を支援する会・東京
ゆうちょ銀行以外から振込む場合は
〇一九店 当座 0708271

・ニュースついて
会員にはニュースを送付します。送付の方法は、原則としてEメールとなります。メールアドレスをお持ちでない方には郵送します。ご不明の点は、下記の連絡先までお問い合わせください。

*チラシはこちらからダウンロードできます。

東京朝鮮高校生の裁判を支援する会
mushokashien@yahoo.co.jp
TEL:080−3930−4971
FAX:03−3819ー0467
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