野口悠紀雄『「超」整理法3:とりあえず捨てる技術』(中公新書 1999)を読む。
『「超」整理法』と発想は同じで時間軸でフローな情報とストックな情報を峻別し、フローな情報はフローとして管理していこうとするものだ。その中で特に著者の次の言葉が耳に痛かった。「整理」という発想自体突き詰めていけば危険な発想に繋がるものだが、最低限の書類管理は各自の自覚に求められるものであろう。
「きれいな机」がもたらす精神衛生上の効果は、驚くべきものだ。邪魔ものが何も置いていない空間は、健全な発想を自由に展開するために、必要不可欠である。書斎や研究室は散らかっていてもよいのだが、机の上はきれいに維持することが必要だ。