龍崎孝『議員秘書:日本の政治はこうして動いている』(PHP新書 2002)を読む。
1980年以降の経世会の盛衰を追いながら、秘書の立場から政治の舞台裏を眺めるという視点で書かれている。「おやじ」である議員の落選で自らの立場もなくなってしまう存在である以上、政策秘書といえど純粋な政治活動よりも議員の延命活動に力を注がざるを得ない。秘書という人間の目を通して自民党の舞台裏を見ると、国会政治というものが金と人を操縦する政治屋に仕切られてしまう現実が如実に見えてくる。
『議員秘書』
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