第101回直木賞受賞作、ねじめ正一『高円寺純情商店街』(新潮文庫 1989)を読む。
1960年代頃のハートフルな人情あふれる商店街模様を描いた作品ということであったが、あまり面白くはなかった。商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描いていたが、ドラマがあまりに淡々としていて、郊外住宅街育ちの私にはピンと来なかった。しかし1980年以降の街の風景を描こうとしたら、もっといびつなな世界を構成せざるをえないだろう。
『高円寺純情商店街』
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第101回直木賞受賞作、ねじめ正一『高円寺純情商店街』(新潮文庫 1989)を読む。
1960年代頃のハートフルな人情あふれる商店街模様を描いた作品ということであったが、あまり面白くはなかった。商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描いていたが、ドラマがあまりに淡々としていて、郊外住宅街育ちの私にはピンと来なかった。しかし1980年以降の街の風景を描こうとしたら、もっといびつなな世界を構成せざるをえないだろう。