石田晴久『ブロードバンドを使いこなす』(岩波アクティブ新書 2002)を読む。
2月に引っ越しをしてからというもの、ADSL回線がすぐに切れてしまい不満を抱えており、そろそろ次の回線をと思っていたところだったので大変タイムリーであった。素人向けに書かれているのでブロードバンドの技術的な点がよく理解出来た。そもそもデジタルだから突き詰めていけば、全て0か1の世界である。しかしそのデジタル信号の伝送方法は10BASE-TやISDN、ADSLなどで大きく異なる。特にADSLはデジタルと言えども途中の信号は変調されてアナログ(正弦波)になっており、グラフで確認することが出来るのでなかなか興味深い。昔サーモグラフィをどきどきして眺めていた頃の記憶がよみがえる。大学の情報分野でも通信工学科は受験生にとってぴんと来ないのか他学科に比べて人気は今一つだが、これから面白くなる分野であろう。
『ブロードバンドを使いこなす』
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