月別アーカイブ: 2017年8月

関宿サイクリング


関宿城から江戸川CRを経て下総利根大橋を回ってきた。旧関宿町周辺の様子。


稲に停まるトンボ。もう秋の気配か。


庄和町の道路沿いにあった郵便ポスト。郵便配達の方も忘れてしまいそうなほど、「謙虚」な場所にある。

『世界は宗教で動いている』

橋爪大三郎『世界は宗教で動いている』(光文社新書 2013)をパラパラと読む。
慶應丸の内シティキャンパスで行われた「宗教で読み解く世界」の講義(3時間×全6回)を元にしており、「ヨーロッパ文明とキリスト教」や、「プロテスタントとアメリカの行動原理」、「イスラム教と平和」、「ヒンドゥー教とインド文明の関わり」、「中国文明と儒教・仏教」、「日本人と宗教」の6項目で、宗教と現代社会の関わりについて述べられている。
余裕がなかったので、少ししか読めなかったが、興味ふかい内容があった。

まず、中国は儒教的な考え方がベースにあり、祖先を崇拝して、祖先を基点に自分たちを定義するという考え方がある。自分たちが立派なのは祖先が立派だから。その立派な祖先を祀っている自分たちは、よそのグループよりは立派なのだ、という自己意識を持つ。そうやって人々が、父系の血縁集団を作って結束する。日本でも祖先を大事にするという考え方はあるが、せいぜい自分の親や祖父母どまりで、それより上の世代の、自分が知らない祖先に対しては、急に冷淡になってしまう。中国では、むしろ上の世代の祖先のほうがもっと偉い、という考え方があり、祖先がいた証拠(墓や位牌や廟)を手がかりに祖先を崇拝する儀式を行う。
祖先崇拝がベースになっているので、中国人は自分が死んだら子孫から崇拝されると思って安心する考え方がある。逆に言えば、子孫がいなくなったら大変、という強迫観念がある。特に男の子がいないことは重大事となる。こうした背景を知ると、50%の確率で男の子の跡取りができなくなる「一人っ子政策」の大胆さが理解できる。

『異常気象と地震の謎と不安に答える本』

ニュースなるほど塾編『異常気象と地震の謎と不安に答える本』(河出書房新社 2009)を読む。
分かりやすく書かれており、雨や雪の降る仕組みは理解できたのだが、地震や前線の構造の理解はいまいちだった。多数の参考文献を上手くまとめ直しているのだが、もう少しテーマを絞った方が良かったかも。

『小心者のアメリカ大陸一人旅』

越智幸生『小心者のアメリカ大陸一人旅』(PHP研究所 1999)を読む。
執筆当時30代半ばだった著者が、年末1ヶ月半かけて、アメリカ・メキシコの観光地を巡るドタバタ珍道中日記である。北米大陸の地名などが頭に入ればと思い手にとってみたが、著者の視点を通した観察や思いが綴られた日記が続くだけで、ほとんど勉強にならなかった。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』

瀬川聡『改訂第2版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本』(KADOKAWA 2016)を買って読み始めた。
2004年刊行の初版を使っていたのだが、中国の貿易や世界の観光旅行受入国、発電源別発電電力量などの統計データが古くて間違った理解をしてしまうので、買い直すことになった。
教科書代わりに使えて、教科書以上にポイントの解説が詳しくて使い勝手が良い。
残り時間は少ないが、とりあえずのところまでは進んでいこう。