山梨学院大学のパンフレットを読む。
箱根駅伝で全国区となった同大であるが、田舎にあるのんびりとした大学というイメージは見事に覆された。最近できた大学かと思っていたが、1946年創立の山梨実践女子高等学院を母体とし、1962年に4年制大学として発足している。現在は法学部、現代ビジネス学部、経営情報学部の3学部で構成されている。しかし、全部で93ページのパンフレットであるが、前半の47ページまで就職や強化スポーツクラブ、キャンパス情報などで埋められており、学部の説明が全くない。郊外型大学の特徴である就職予備校となっている。特に警察官や消防士、教員といった公務員試験対策に力を注いでいる。
また、都内との近さを全面に出しており、キャンパスの正門には新宿からの高速バスのバス停も設置されている。
「強化育成クラブ」には陸上競技部、レスリング部、スケート部、ホッケー部、水泳部、柔道部、ラグビー部、硬式野球部、テニス部、ソフトボール部、サッカー部、バスケットボール部、空手道部の13の部が指定されている。そのどれもが関東リーグに所属している。キャンパス周辺に立派な施設が完備されており、スポーツ推薦で入学し、将来は公務員を漠然と考えている学生にとってはうってつけの大学になるのかもしれない。
中央線酒折駅から徒歩2分の「駅前キャンパス」を売りにしており、山梨だけでなく長野や静岡、新潟から多くの学生が集まっているため、入試もそれほど複雑になっていない。
パンフレット研究:山梨学院大学
コメントを残す