國學院大學創立100周年の記念に、1982年に北海道滝川市に設立された國學院女子短期大学を母体とする。滝川市は札幌から特急で1時間、旭川からも30分の不便な場所にある。おそらくは大学のブランドを滝川市が誘致したのであろう。
現在は男女共学化され、國學院大學との関係も緊密になり、希望者の大半が3年次に國學院大学への編入が可能となっている。現在は国文科、総合教養学科、幼児・児童教育学科の3学科編成となっている。特に総合教養学科は國學院大學の文学部だけでなく、法学部や経済学部への編入も希望すれば実現できるようである。
入試でも國學院大學との併願入試が可能であり、國學院大學に落ちた学生の受け皿ともなっている。そのため、関東圏からの学生も多数入学している。國學院大學側にとってみればバブル期の間違った拡張経営の残滓であろうが、短大側にとってみれば、國學院への進学が90%以上保証されているというのは、この上ない宣伝要素である。
パンフレット研究:國學院大学北海道短期大学部
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