月別アーカイブ: 2009年12月

『風が強く吹いている』

kazegatsuyoku_movie

三浦しをん原作・小出恵介主演『風が強く吹いている』(2009 松竹)を観に行った。
無名大学駅伝部が無謀にも箱根駅伝に挑戦し、仲間内での葛藤やライバルとの争いを制し、見事にシード権を獲得していく青春映画である。
『ROOKIES』や『ごくせん』『ウォーターボーイズ』に出ていた出演者が多いためか、ぎこちない演技など、映画の雰囲気も良く似ている。箱根駅伝というモチーフそのものがドラマ性があるので、安心して楽しむことができた。主役の小出恵介さんの演技が爽やかで好印象であった。

入試動向説明会

本日は河合塾主催の、教員を対象とした来年度の入試動向説明会に参加した。
30数万人が受験したマーク模試の結果の分析から、的確に来年度の動向を予測していた。担当方は、昨年との比較や日程・入試制度の変更、社会の流れなどの情報を加味して、受験生の出願の動きを早口でまくし立てていた。断定調で語られる説明を聞いていると、何やら株屋や競馬の予想に聞き耳を立てているような気分になってきた。

パンフレット研究:カリタス女子短期大学

カリタス女子短期大学のパンフレットを読む。
横浜の郊外青葉区あざみ野駅にあり、1966年に創立された比較的歴史ある短大である。言語文化学科の一学科のみであり、英語・英語圏文化コース、仏語・仏語圏文化コース、現代コミュニケーションコース、社会文化システムコースの4コースが置かれている。特に4年制大学への「進学」(編入とはあまり言わない)に力を入れており、1年次の4月よりガイダンスが行われ、3割近い学生が「有名」大学へ進学している。指定校推薦や受験指導も充実しており、予備校的な役割を果たしているのが特徴である。横浜郊外の比較的裕福な家庭が多い土地柄故であろうか。

英語、仏語は分かるが、残りの2つの学科は一体何を勉強しているのであろうか。
パンフレットを読む限り、「社会文化~」はパソコンや就職に役立つ資格取得が充実している、短大に典型的なコースとなっている。一方、「現代コミュ~」は 不可思議なコースで、コミュニケーションや他者の理解を学び、「コミュニケーション検定」や「ピアヘルパー」「国際ボランティア実務士」の資格を得ることが目的となっている。