大橋謙策・渡辺裕美編著『介護福祉士になるには』(ぺりかん社 2000)を読む。
高校生向けの「なるにはシリーズ」の一冊で、介護福祉士の仕事の概要に始まり、待遇や将来性、国家試験や専門学校の紹介まで網羅されている。また、今や日本社会事業大学の学長となった「熱血」大橋教授による「地域福祉論」の入門書ともなっている。大橋氏は地域福祉を「地域での自立生活保障が可能になるシステム」として展開されるものであり、それは「ノーマライゼーション思想を具現化する新しいシステム」だと定義する。さらに、その実現に向けて「行政に対する要求や告発だけでなく、行政に言うべきことはきちんと言う」ことが大切であり、「地域住民の社会福祉に関する生涯学習が求められる時代である」とまとめる。
『介護福祉士になるには』
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