伊集院静『機関車先生』(集英社文庫 2003)を少しだけ読む。
1994年に講談社から刊行された本である。私の記憶が正しければ、講談社が発行していた文庫本雑誌「IN★POCKET」に連載されていた小説である。確か、高校3年生の頃に読んでいたのであろうか。集英社文庫版は小学生でも読めるようにふりがながふってあって読みにくかった。
舞台は、作家伊集院静氏の出身地である、山口県防府市の沖合に浮かぶ野島という人口80数人の小さな島の小学校である。島の方が気になって調べたところ、築47年の4DKの一戸建てが150万円で売りに出されていた。そこで暮らす自分を少し思い浮かべた。