本日の東京新聞夕刊より。
UNHCRの調べで、自国内で居住地を追われた国内避難民を含めて、2020年末に8240万人が難民となったことが分かった。難民の出身国はアサド政権と外国が支援する反政府テロ活動が続くシリアで670万人、反政府武装組織タリバンが居残るアフガニスタンで260万人、主にイスラム教徒が多いスーダンからの分離・独立を果たした世界で1番新しい国の南スーダンで220万人となっている。またロヒンギャへの弾圧が続くミャンマーが続く110万人となっている。また、米国の経済制裁が続く、マドゥーロ大統領による開発独裁国家のベネズエラからの難民が引きも切らない。
こうした現状と問題の背景に切り込む授業を展開したいものだ。
日別アーカイブ: 2021年6月19日
『世界の川を旅する』
野田知佑・藤門弘写真『世界の川を旅する』(世界文化社 2001)をパラパラと読む。
カヌーイストの野田氏が雑誌の連載で、カナダのユーコン川やニュージーランドのランギティキ川を始め、世界中12の川をカヌーで下った模様が綺麗な写真で彩られている。カヌーから見える風景には、その国の偽りのないお国柄が表れている。管理権のはっきりしたヨーロッパから、自然をありのままに残そうとするフィジーまで、その国の国民性を少し垣間見ることができた。
豆知識だが、引用しておきたい。
コスタリカは九州と四国を合わせた広さで、人口は360万人。コーヒーやバナナなどを主生産物とする農業国だ。コロンブスが4回目の航海で1502年に上陸。その時出会った先住民が金の装飾品を着けていたので、リッチコースト(コスタリカ)と名づけた。軍隊を持たない国として知られている。「政治とは教育なり」と(中略)国家予算の3割を教育費に使い(後略)。