本日の東京新聞朝刊記事より。
本日の授業の補足になります。国士舘大学の入試問題に、ロシアと袂を分かった国ジョージアが出題されました。カフカス山脈周辺のアルメニアやアゼルバイジャン情勢ついて紹介しました。
同じくロシアに反目するウクライナでも、クリミア半島を巡って軍事的緊張が続いています。バイデン政権成立後、欧米の軍事同盟が復調になり、中国やロシアを挟みこんでいく冷戦的な枠組みが復活しつつあるように感じます。つい先週もロシア軍が、黒海でイギリス海軍の駆逐艦「ディフェンダー」に対して、警告爆撃を行っています。黒海に再び鉄のカーテンが下ろされたのでしょうか。
間帯土壌の一つであるレスは、中国の黄土高原とハンガリーのプスタの2つの地域が有名です。中国とハンガリー両国は、地中海の石灰岩のテラロッサやデカン高原のレグール、ブラジルのテラローシャなどと同じ「間帯土壌」仲間なのに、「一帯一路」経済圏構想では、しっくりといかない間柄のようだ。(本日の入試問題演習の復習を兼ねて)