日別アーカイブ: 2021年6月28日

「中東欧経済から中国排除じわり」

本日の東京新聞朝刊記事より。
本日の授業の補足になります。国士舘大学の入試問題に、ロシアと袂を分かった国ジョージアが出題されました。カフカス山脈周辺のアルメニアやアゼルバイジャン情勢ついて紹介しました。

同じくロシアに反目するウクライナでも、クリミア半島を巡って軍事的緊張が続いています。バイデン政権成立後、欧米の軍事同盟が復調になり、中国やロシアを挟みこんでいく冷戦的な枠組みが復活しつつあるように感じます。つい先週もロシア軍が、黒海でイギリス海軍の駆逐艦「ディフェンダー」に対して、警告爆撃を行っています。黒海に再び鉄のカーテンが下ろされたのでしょうか。

間帯土壌の一つであるレスは、中国の黄土高原とハンガリーのプスタの2つの地域が有名です。中国とハンガリー両国は、地中海の石灰岩のテラロッサやデカン高原のレグール、ブラジルのテラローシャなどと同じ「間土壌」仲間なのに、「一一路」経済圏構想では、しっくりといかない間柄のようだ。(本日の入試問題演習の復習を兼ねて)

『百姓をやりたい』

安達生恒『百姓をやりたい:新規就農ガイド』(三一新書 1994)を読む。
30年前の本で、農協(JA)や既存の農業体制から離れた、新規の就農者や新たな肥料の仕入れや販売ルートの開拓の道を進む若者の姿を追う。時代なのか、70年安保闘争で大学を辞め、島根県の山奥にある弥栄村で農業を始めた若者が農村の中核を担っている様子も報じられている。(三一書房ゆえの中核派?)