信原幸弘『考える脳・考えない脳:心と知識の哲学』(講談社現代新書 2000)を5分だけ読む。
心が脳を規定するのか、脳が心を規定するのかという哲学と脳神経科学の中間にある問題について答えを見つけようとする内容である。抽象的な存在である心が具体的な器官である脳の働きを司るのか、いや、脳のシナプスの働きが心の内容を規定するのか、といった「卵が先か鶏が先か」的な議論が延々と続く。読解力のない私にとって、認知科学は難しいということだけが伝わった。
『考える脳・考えない脳』
コメントを残す