本日の東京新聞朝刊に、習近平思想の強化が進む中国でカトリックへの統制が強まっているとの記事が掲載されていた。
日別アーカイブ: 2021年9月23日
『銀河宇宙オデッセイ 別巻』
NHK取材班『銀河宇宙オデッセイ 別巻:ビジュアル 宇宙がわかるデータブック』(日本放送協会 1991)をパラパラと読む。量子力学やらダークマターなど、数式も入ってきてよく分からなかった。唯一「星の死」の項が面白かった。質量が太陽の10倍以上もある恒星が老年期を迎えると、重力崩壊が起こる。
恒星内部のあらゆる物質に火がつき始め、中心温度が30億度にもなると、鉄の原子核がつくられ始める。鉄は元素の中で最も安定しているために核融合をしない。その結果、星の中心は収縮に次ぐ収縮で50億度もの高温になる。これほどの温度なると、鉄の原子核が破壊され、ばらばらの中性子や陽子になり、重力崩壊を起こす。
重力崩壊が始まると、星は急激に収縮し、中心密度が1立法センチあたり100万トンにもなると、ニュートリノですら、星の外に出られなくなる。密度が2億7000万トンを超えると全ての原子核は押し潰され、星の中心は中性子でできたガスになる。そして中心密度が1立法センチあたり4億トンになると、太陽の100億倍の明るさまで輝き出し、星全体が宇宙空間に飛び散っていく。これが超新星爆発である。