月別アーカイブ: 2007年7月

家族で

megateriyaki

昨日、家族を連れて、ララポート船橋とイケアというスウェーデンの家具屋へ行ってきた。
途中マクドナルドでメガテリヤキバーガーセットを食べた。ボリュームたっぷりのハンバーガーで一つでお腹いっぱいになった。
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本日の東京新聞の精神科医斎藤学氏のコラムが興味をひいた。斎藤氏は高みに立って物を言う人物であまり好きではないが、下記の論は正鵠を得ている。

ここのところ日本社会は上流と下流に分極化しているそうだが、もっともあからさまな「格差社会」は政界だ。世間では通用しそうもない素朴なアナクロ中年が首相をつとめられるのもそのせいで、要するに人材払底ということではないか。その男は力み返って「戦後レジームの脱却」などと言っている。この人、妙に真面目で「祖父さんの志」を継ぐなどと言っているから怖い。
この祖父さんこそ戦前から続く日本の暗い部分を戦後社会に混入させた男だ。防衛庁を防衛省にし、自衛隊は軍隊にする。教育基本法は改定を重ねて教育勅語にまで持って行く。そういうことを目論む連中が一定数いて、現首相のような「半わかり」を担ぐのだ。

小渕首相の在任時も「真空総理」などと揶揄されたが、ブッシュ米国大統領の背後にいるネオコンや戦前の天皇の勅命を錦の旗にした軍部独走体制も同じで、訳の分からないトップの影に潜って蠢く集団というのが一番気持ちが悪い。

ペヤングやきそば

peyang

やっと定期考査の問題を作り終えた。毎度のことながら、直前になってあくせくしてしまう。家で仕事が出来ない性質ので仕方ない面もあるが、「次回」から「自戒」を込め、早めに余裕を持って対処したい。
夜食としてペヤングやきそばの超大盛を夜10時過ぎに食べた。パッケージを見ると「1099キロカロリー」とある。30過ぎたおじさんが夜に高脂質なものを大食いするというのも避けたいものである。

『悪い夏』

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倉橋由美子『悪い夏』(角川文庫 1970)を読む。
古本特有のぷーんとした匂いが漂う文庫本で、ページを繰る度に表紙が切れたり、ページが千切れたり本が崩れていった。思い返すに大学のサークル部室の本棚に長年眠っていた本を持ち帰ったものである。それゆえ傷みも激しいのであろう。
作者の20代の頃の短編が収録されているのだが、作者の肥大化した内面世界を描く支離滅裂な展開が多く、作品の主題が掴みきれなかった。作者は、何事にも物憂げな登場人物をして、学生運動やサラリーマン生活に翻弄される人たちにシニカルな言葉を投げつける。しかし、そのアンチとしての作者のテーマが見えてこない。