ナイジェル・C・ベンソン『マンガ心理学入門:現代心理学の全体像が見える』(講談社ブルーバックス 2001)を読む。
発達心理学から社会心理学まで心理学の歴史とその守備範囲を分かりやすく解説している。題の通り心理学の全体像を探るにはうってつけの入門書であろう。現代心理学のアメリカで発達し、異性愛の白人男性を標準として「正常−異常」「優等−劣等」が測られてきたが、著者はそうした白人優勢主義を増幅する危険性に対する一定の批判を踏まえ、心理学の将来を論じる。
『マンガ心理学入門』
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