GWということもあり、渋谷へハンス・ワインガルトナー監督脚本『ベルリン、僕らの革命』(2004 独)という映画を観に行った。
評価は分かれる作品であろう。国際的な独占資本主義体制に対してアンチを唱える市民運動に属する若者が、ひょんなことから1968年当時の学生運動の闘士を誘拐するドタバタ劇である。圧政と搾取に機敏に行動しようとする若者の理想に向かう純粋さを描いた作品だとも言えるし、結局は反体制運動は子どもの幼稚な反抗でしかないというテーマを含んだ作品だとも評することができる。おそらくは観るものの世代や経験によって評価は分かれるだろう。ただ政治と恋愛は不可分なものであるという若者特有のエネルギーは十分に伝わってくる。
『ベルリン、僕らの革命』
コメントを残す