日本弁護士連合会『原発労働』(岩波ブックレット 2011)を読む。
日弁連会長の宇都宮健児氏や日弁連貧困問題対策本部が中心となって、原発労働者の証言を踏まえて原発労働の問題点がまとめられている。
原発労働の現場では、被爆の問題に加え、下請け・孫請けによる給料のピンハネや、偽装請負などの間接雇用により雇用保険や社会保険がおざなりにされている問題が浮かび上がっている。個別原発労働特有の問題として片付けるのではなく、人間らしく働くという意味と意義が問われている。
『原発労働』
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