桐谷正『始皇帝を撃て』(海越出版社 1992)を読む。
戦国時代のテロリズムに関する話である。秦の始皇帝を匕首で狙い撃ちにする燕の軽舸にまつわる史記列伝を基にした小説である。このエピソードは「風蕭々として易水寒し、壮士一たび去って復た還らず」の詩で有名であるが、「士」に対する一途な思いが感じられた。読みやすい文体で一気に読んでしまった。
『始皇帝を撃て』
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桐谷正『始皇帝を撃て』(海越出版社 1992)を読む。
戦国時代のテロリズムに関する話である。秦の始皇帝を匕首で狙い撃ちにする燕の軽舸にまつわる史記列伝を基にした小説である。このエピソードは「風蕭々として易水寒し、壮士一たび去って復た還らず」の詩で有名であるが、「士」に対する一途な思いが感じられた。読みやすい文体で一気に読んでしまった。