山口香『伊勢・志摩殺人街道』(廣済堂文庫 2002)を読む。
東京での電車に揺られる日常生活を抜け出し、恋人関係にある美人秘書とともに観光地を回るという、東京圏に住むおじさんにうってつけの内容となっている。
主人公たちの推定通りに話が展開していき、観光地の紹介を交えながら、途中お色気シーンもあるという2時間ドラマの台本のようである。途中で編集方針が変わったのだろうか、結局犯人もつかまらないまま、残り10ページで無理矢理終わらせたような中途半端な内容となっている。
『伊勢・志摩殺人街道』
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