昨日の午後3時過ぎより春日部市立病院で寝泊まりし、昼過ぎに帰宅した。
気分転換に娘を連れて、昨日に続いて、イオン春日部にできたワーナーマイカルへ、平松恵美子監督、堺雅人主演『ひまわりと子犬の7日間』(2013 松竹)を観に行った。
「母親、子ども、動物」というお涙頂戴映画の3点セットが全てそろった映画であった。人間に虐待された可哀想な動物を、純粋な子どもの心と、母親の愛情、父親の義勇が救うという動物映画の王道を行く展開であった。動物を処分せよとの上司の命令で悩むサラリーマンの苦悩や、年頃の娘と仕事とのバランスで苦しむ父親のストレスなど、映画のモチーフとしては極めて凡庸なのだが、堺雅人さんを始めとする役者陣の控えめな演技がすばらしく、最後まで作品世界に没頭することができた。もしアイドルが主役を演じるようなドラマ映画であったら、作品世界はぼろぼろであっただろう。
娘も何となく話は分かったようで、映画後は口頭試問のように登場人物の名前や展開の確認をしてしまった。
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