駒田徳広『プロ野球場外乱闘!』(角川oneテーマ21 2001)を読む。
おそらくはゴーストライターの手によるものであろうが、なるほどと思う場面も多かった。野球は国民的スポーツと言われて久しいが、旧来の日本人的な習慣、風習を色濃く反映したものである。そのため野球を論じることが日本社会を論じることに直につながる構造になっているので、どうしても行き着く所は日本文化論的な内容になってしまうのだ。それは全4章で構成されていて、第1章が「組織の中で生き残るには」「黙っていれば年棒はアップする」という日本人の行動原理から話は始まり、最後第4章では「負けているときにこそ指揮官の器が分かる」「引き際に美学を感じさせた監督」という日本人論で終わることからも伺い知れるであろう。
何か文章変……。
『プロ野球場外乱闘!』
コメントを残す