こうの史代『夕凪の街 桜の国』(双葉社,2004)を読み返す。
10年ほど前に読んだことのある漫画である。前半は被曝によって直接亡くなった家族の物語、後半は疎開して被曝を免れた弟の子供世代、いわゆる被曝2世の物語となっている。その間30年近い開きがあるが、血が繋がっているように、被曝の体験もまた繋がっているというのが作者の思いである。
こうの史代『夕凪の街 桜の国』(双葉社,2004)を読み返す。
10年ほど前に読んだことのある漫画である。前半は被曝によって直接亡くなった家族の物語、後半は疎開して被曝を免れた弟の子供世代、いわゆる被曝2世の物語となっている。その間30年近い開きがあるが、血が繋がっているように、被曝の体験もまた繋がっているというのが作者の思いである。