日別アーカイブ: 2022年12月23日

「イスラエル最右翼政権誕生へ」

本日の東京新聞朝刊にイスラエルの右派政権「リクード」党首のネタニエフ元首相が、周辺のパレスチナ難民に強固な排撃を主張する輩を政権に取り込んでいるとの記事が掲載されていた。

イスラエルといってもピンと来ない人もいるであろう。面積は2.2万平方キロで日本の四国程度に過ぎない。人口は約950万人で、一人当たりGDPは約51,430ドルとなっている。男子32か月、女子24か月の兵役が課される軍事国家である。

1年生の2学期最後の授業でアラン・レネ監督『夜と霧』(1955 仏)という映画を鑑賞しました。アウシュビッツ収容所で、被害者のユダヤ人だけでなく、加害者のナチスドイツ軍のどちらも極限まで人間が壊されていく惨状が描かれていた。そのユダヤ人が第二次世界大戦後、民族の故郷の地であるエルサレムに続々と入植し、連合軍(国際連合)の支援を受けて承認された国がイスラエルである。当地で暮らしていたパレスチナ人を追いやり、1948年に一方的な独立宣言を行い、アラブ諸国との激しい戦闘(第一次中東戦争)の末に生まれた、いわくつきの国家である。『夜と霧』だけを観ると「ユダヤ人がかわいそう」という印象を持つが、以後の歴史を紐解くと、ナチスドイツを超える嫌がらせをパレスチナに繰り返している。

西アジアの不安定要因の一つである、イスラエルの動向に注目していきたい。

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「都市ガス脱炭素へ切り札開発」

本日の東京新聞朝刊に、水素と二酸化炭素からメタンガスを合成する技術開発が進んでいるとの記事が掲載されていた。実現すれば天然ガスに替わるエネルギーの主力となり、脱炭素社会への移行とエネルギー安全保障の点からも、うってつけの切り札となるであろう。まだ実験段階だが、太陽光発電の電気で水を分解して得た水素と、ゴミ焼却場の排ガスに含まれる二酸化炭素からメタンガスができるとのこと。数年前にトヨタの水素自動車MIRAIの記事を読んだ時の興奮を思い出した。

3学期の授業の中で、こうした技術革新に興味を持つ生徒を育てていきたい。

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