内田康夫『はちまん』(文春文庫 2009)を読む。
上下巻でかなりの分量だった。内田康夫氏の持論でもある、右翼や左翼の相剋を超えて、戦前の歴史を一括して否定(肯定)する幼稚な歴史観への疑問が強く打ち出されている。最後に犯人グループが雷に打たれて天罰を受けるなど、ストーリーとしてはやや破綻している。ただ、久しぶりの浅見光彦シリーズで旅上ミステリー色満載だったので、最後まで飽きなかった。
内田康夫『はちまん』(文春文庫 2009)を読む。
上下巻でかなりの分量だった。内田康夫氏の持論でもある、右翼や左翼の相剋を超えて、戦前の歴史を一括して否定(肯定)する幼稚な歴史観への疑問が強く打ち出されている。最後に犯人グループが雷に打たれて天罰を受けるなど、ストーリーとしてはやや破綻している。ただ、久しぶりの浅見光彦シリーズで旅上ミステリー色満載だったので、最後まで飽きなかった。