本日の東京新聞朝刊に米国の国税調査の結果が報じられていた。
記事によると、米国の人口は10年前から7.4%増えて3億3千万人となっている。そのうちスペイン語を母語とするヒスパニックを除く白人は、逆に10年前より減少し、構成率も6割を切っている。一方、トランプ大統領のヘイト政策があったにも関わらず、ヒスパニック系は23%も増えている。特にメキシコとの国境が近い西部のカリフォルニア州では、白人を越えて州人口の4割近くを占めている。
こうした傾向自体は、10年前に出版された教科書にも書かれている通りである。ただし、田舎に多いWASP(White Anglo-Saxon Protestant)の人口が急激に減っており、米国でも都市部の農村部の格差が広がっていることがうかがわれる。
多くの高校生は、政治や経済、スポーツ、文化などあらゆる分野をリードする米国に憧れて、英語を毎日勉強しているが、そのうち、都市部ではスペイン語の方が通じるようになっているかもしれない。世界の共通語が英語からスペイン語になる日も近いか? アディオス! グラシアス!